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長谷川等伯展 @京都国立博物館

100427_touhaku.jpg等伯展。はじめはフラリと1人で行こうかと思ったりしたのだけど、母も誘ってみたら行きたいと言うので一緒に京都へ。
車椅子を積んでいくつもりでしたが、あれに乗って展覧会を見たら気分が悪くなる、と言うので、色々と相談した末にコンパクトタイプのシルバーカーを買い、準備万端で出掛け…たつもりでした。
今日は一日雨だし、もしかしたら人出も少しはマシかもね、と話していたのだけど、そんな淡い期待はすぐに消えました。
門の前で既に賑わっている…どこを見ても人・人・人…。車も渋滞して大騒ぎ。
この状態を見た時点で、引き返すべきでした…。



10時前にもかかわらず、この人の数ですから駐車場が空いてる訳はなく…。
でも母さんは車なしでは身動きできない。整備の方に話すと「障害者手帳はお持ちですか?」と尋ねられる。母はたとえゆっくりでも「自力で階段を上ることができる」という理由で、難病指定を受けられなかったし、健常者ではないけど障害者でもない、微妙なところ。ダメで元々だと思いながら、病状を説明すると、それなら…と通用門から入れて頂けたのだけど、これがまた何とも言えない扱いで。どこに行っても「入れてやってる」という上からの目線を感じたのでした。
車を止めさせてもらったのは一番奥の場所。そこから傘をさしてシルバーカーを押しながら一歩一歩ゆっくり進む。母さんに車椅子の方がいいんじゃ?借りてこようか?と言っても断るのでそのままゆっくり歩いていきました。目の前に拡がった光景は信じがたいものでした。どこまでも続く行列。
どこが最後尾かすら分からない。近くにいたスタッフにチケットのことを聞いたりして、それと同時に母さんの状態も説明したのだけど、やはり「障害者手帳をお持ちですか?」と聞かれる。それはないのですが…と言うと「じゃああそこが最後尾ですから並んで下さい」と言われたので、ゆっくり歩いて行きました。
その間に、何人もの人が走りすぎていき…。
これだけの人じゃあ待つの無理だよ、2時間待ちって書いてあるし、帰ろう、と何度も母に言ったのだけど「せっかく連れてきてくれたんだから観て行く」と言う。母さんの体が心配で、どうしたらいいのか分からない。
やっと最後尾に辿り着いても、列が動く度に母はついていけない。ゆっくり進んでいくうちに、後ろに並んでいる人が追い越して行き始めた。一緒に並んでるのに。私が憤慨していると、母が、私が並んでいてくれたら、自分はショートカットしてちょっと先に進んで待ってる、と言うので、そうすることに。
母さんに追いついたらまた母はちょこっと先に進み…を繰り返していたのだけど、先に進んでシルバーカーにちょこんと座り雨の中で待つ姿を見ていたら「私は親になんてしんどい思いをさせてるんだろう…」という思いが湧き上がってきて、涙が溢れてしまったのでした。イベントスタッフや周りの人の冷たさへの怒りのようなものも手伝って、涙が止まらなかったのです。
その時、後ろで並んでいたご夫婦の奥さんが、優しく声を掛けて下さってアレコレと気遣って下さったので、救われました。母さんの分の傘を持っているのに雨が降り出した時も、持っていってあげればいいよ、またココに戻ってくればいいんだから、大丈夫、と言ってくれたり、その後も優しく声を掛けて下さって、ホントに嬉しかったです。別れる時にもう一度キッチリとお礼を言えなかったのが今でも心残りだったりします。
入り口に近づいてきた頃、母さんをスロープから先に入るように促して後で合流したのだけど、その時に母さんが「今あの女の人に話したら、私達は並んで待たなくても良かったのに…と言われたよ」とポツリ。なにそれ?と絶句してしまいました。何人かのスタッフに呼び止められては障害者手帳の話ばかりされて、殆どの人が冷たくあしらう感じだったのに…。人によって言うことが違うのは困る。私が2時間待ったのは全然構わない。ただ雨の中、健康じゃない母をあんな風に待たせたことに腹が立つ。並んでる間に色んなことを考えた。そうか、健常者以外は観に来るな、ということなんだな、って思った。
あのスタッフの雰囲気から言って、強ち間違いでもなさそうに思う。だいたい、中に入ってからも凄まじい人の量で、殆どちゃんと観れなかったもの。
割り込むおばさんにガンガンぶつかられて、はじき飛ばされて、足は踏まれるし、まるで福袋を買いにきてるような気分。実際あんなものを買いに行ったことはないけど、まさにこんな感じなんだろうなと思ったのでした。
マナーとかまるでなってないし、美術品を楽しむような環境じゃない。何、この人達?…という思いばかりが頭を巡りました。たまに隙間から前に入り、近くで鑑賞してから、皆の頭越しに遠目で観る…みたいなことを繰り返していたのだけど、徐々に母さんが気分悪い…と言い出したのでお手洗いに。そしたら中で戻してるじゃないですか。これじゃあルーブル美術館展の時と全く一緒やん…と言う訳で、ホントにあの時同様、その後も大変だったのでした。
やっぱり無理させるべきじゃなかった。スタッフが先に入るよう誘導してくれないのなら、無理矢理でも帰らせるべきでした…これは私の責任です。
ちょっとでも楽しんでもらおう、と思っていたのに、逆にツライ思いをさせてしまってホントにごめんなさい。
戻すだけ戻して、ゆっくり休んだら何とか体調が復活してきたので、ちょこっとだけ錦市場を覗きました。母さん、こっちの方が楽しかったみたいです。
結果オーライか…?う~ん…。

等伯展は、確かに屏風絵とか凄かったし、彼の歴史の背景にあったものを実際に観られて良かったとは思う。でもあんな思いをしてまで見るほどではなかったかも…というのが正直なところ。
会期が短すぎるし、このイベントのあり方に凄く疑問を感じる。儲け主義な感じがしてなんか嫌な印象だけが残りました。

今度美術展に行く時は、もうちょっと考えないと…と思った一日でした。


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楓

Author: 楓

birth: 1969.12.01

神戸出身・姫路在住。('95~)
チェブラーシカと音楽、
タイガースをこよなく愛す。
ゆったり・まったり生活が憧れ。

ここ数年は
編み物・カメラにハマリ気味。

使用機種:Nikon D40/D7000
       Nikon 1 J1
       RICOH GX200

主要レンズ:
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
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Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G AFSDX35 1.8G

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