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あれから15年。

阪神淡路大震災から15年。
あの頃の思いを忘れないように、と当時を振り返ってみたけれど、随分と思い出せないことが多くて驚いた。
強烈に印象に残っている部分はある。でも断片的にしか覚えていない部分もある。とにかく春頃までは必死で動き回っていたので、その慌ただしさ・目まぐるしく変化する環境に、記憶が追いついていないのだろうなと思う。
そして、忘れてしまいたいと思う出来事も沢山あったからかもしれない。
被災して見ず知らずの人に助けられたりした。人の温かさを肌で感じた。
でもそれと同じくらい、人の冷たさも感じた。皆、自分が一番大事なんだと思った。逆の立場になった時、私には何が出来るんだろう?不安になる。


家が揺れた時の恐怖は相当のものでした。正直、死ぬと思った。
全壊とは言え、何とか保っていた家にいた私でさえそうなのだから、家が崩れたり、焼けたりした中で生き残った人達は、私が想像しきれないくらいの恐怖を味わったんだろうなと思います。今でも恐怖心が拭い去れない人の気持ち、何となく分かる気がします。

暗闇の中、次兄と父に声を掛け、無事を確認してから兄の足下に落ちてきたタンスの上部分を1人で持ち上げた自分に、火事場の馬鹿力ってホントにあるんだと知る。
そして暫くして薄日が差し始め、家の中の状態が見え始めた時に、大変な事が起きたんだと初めて理解した。
窓を開けて外の状態を見た時の驚き…土煙の中、瓦礫をよけながら歩く人。
何?地震?まるで爆撃を受けたよう…。信じられない光景だった。
近所のおじさんに玄関をぶち破ってもらって外に出て、近くの小学校へ避難してからはホントに目まぐるしかった。
頭から血を流していても人に言われるまで気付いてなかったし、カーラーしたままだったのも気付かなかった。(笑)そして飲まず食わずで一日動き回っても、あまり空腹を感じなかった。
明石の病院にいた母の無事を確認できたのはいつだったっけか…大阪にいた兄には何度連絡しても繋がらず、やっと繋がった時は留守電で、車と徒歩でかけつけてくれた時は無事で良かったと泣きついたものの、手ぶらで来たという兄に「ダメだこりゃ」と思った記憶が甦ります…。

「家が崩れたらアカンから、入らん方がええ」と近所のおじさんに言われたけど、差し当たってのものは必要。避難所で父に次兄をみておいて、と頼み、何度も往復して布団を運んだりした。この時、現金も持って出た。手元に現金があってホントに良かった。だって救援物資なんて全く来なかったもの。
自分達の身は自分達で守るしかない。走り回って開いているお店を探し、食べられそうなものが残ってないか必死で探った。殆ど残ってなかったけど、それでもジャスコでは500円で袋いっぱいのカップ麺とおにぎりが売られていた。もちろんお湯なんて無いからおにぎりが目当て。この頃、ダイエーではえげつない値段で食べ物が売られていたと後で知ったり…。
給水車が来た時は1人コップ一杯の水が配られたのだけど、コップなんてなかったから箱にしまい込んでいたワイングラスを取りに行って、2杯分だけ貰った。それは父と次兄が薬を飲む為に利用した。
救援物資の乾パンが回ってきたけど、水もなしで食べられるようなものではなかったです。1つ飲み込むのにも苦労した。でも何もないよりはマシだったかもしれない…。

友達の家に行って無事を確認したり、区役所に並んで毛布を貰ったりしたのだけど、それが何日目だったのかとかは全然思い出せない。上に書き連ねた事や他の出来事も。時系列で思い返せないのです。一気に色んなことがあったせいだと思うのですが、私の記憶力が低いせいもあるのでしょうか?(汗)

西区の叔母のところにいた祖母が避難しにおいで、と呼んでくれてからもバタバタと忙しかった。学園都市の駅前のホテルでドレスアップして優雅に食事する人を横目に見ながら通り過ぎた私は、汚いカッコしてショベルを抱えていました。あまりのギャップに驚き、脱力したのを思い出します。
満員の電車に乗り、何度も往復して荷物を運んだり、親戚が避難する場所に行ったり、母の病院へ行ったり…。一日があっと言う間に過ぎていき、ニュースを見たり聞いたりする暇もなかったので、周りで何が起こっているのかもよく分からなかった。朝、叔母宅の朝刊で、被害者の数がどんどん増えていくのを驚きと恐怖心をもって見た記憶だけが残っています。
姫路に避難してからも色々な事に追われたし、車で片道4時間くらいかけないと家に行けなかった。その家も、早く取り壊してくれないと家が押し潰される!
と何度も隣家に催促されたため、早々に手続きして、あの辺では一番くらいの早さで更地となりました。

家を無くした虚しさ、色々なモノを諦め、そして色んな人に頭を下げまくって過ぎていった日々…正直、あまり思い出したくはないです。でも忘れてはいけない気がする。
傷つくような事を言われたり、嫌な思いもいっぱいしたけど、人の優しさや絆も感じた。自分は人に優しくしていかないといけない…と心の底から思う。
命が助かっただけで良かった…そう思ったあの日を忘れないようにしないと。
家が建って、こうして生活していると贅沢に慣れてしまっていけませんね。
水が水道から出るだけで嬉しいと感じたあの頃のこと…たまには思い出すようにしよう。
あの時、家族や愛する人を亡くした人は沢山いる。その方々は私よりずっとずっと辛い思いをしている。そうした思いも、できる限り考えていこう。
そして一日一日を無駄にしないように生きていこう。


コメント

どんなテレビの情報も、その時を忠実に再現したドキュメントも、
その地震を体験した人の言葉に勝る重みやリアリティはないね。
ひとつひとつの言葉が胸に迫って、泣けます。
この時期がきて、ニュースとかで震災の話題が出る時、
うちの子供たちにも楓のことよく話すんだよ、あたし。

>ぴあの

どうもありがとう。
私なんかより大変だった人は山ほどいるので
こうして文章にするのはちょっと気が引けたのだけど…

15年経ったからと言って、特に節目って訳でもないんだけど
何となく、今年は最初からじっくり思い返してみようと思って…
なんか、実録なんちゃら、みたいになってしまいました。

毎日の生活におわれるとこういう災害のことって忘れがちで
またこの地で被災する可能性だってあるのに、大した防災の措置を
とれていないことを反省してみたり。

子供達と災害についての話をするのって大切だよね。
普段から心掛けていると、何かの時にも対処しやすいし、いいと思う。
私を含め、みな「神戸に地震はこない」なんて漠然と思っていたから…
こういう油断って禁物だよね。。。

もう、こんな災害は起きて欲しくないけど、今現在もアチコチで地震が起きてるね…。
せめて人災だけは最小限に抑えられますよう、祈るだけです。

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楓

Author: 楓

birth: 1969.12.01

神戸出身・姫路在住。('95~)
チェブラーシカと音楽、
タイガースをこよなく愛す。
ゆったり・まったり生活が憧れ。

ここ数年は
編み物・カメラにハマリ気味。

使用機種:Nikon D40/D7000
       Nikon 1 J1
       RICOH GX200

主要レンズ:
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
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Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G AFSDX35 1.8G

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